リモートワークに切り替わった途端、「外に出ないならパジャマのままで仕事をしてもいいや」と、服装が手抜きになった人はいませんか?
もちろん服装指定がなければ問題ありませんが、それでは生活にメリハリがつきにくいかもしれません。
仕事を始める前に着替えることは、「リラックスモード」から「仕事モード」への自然な切り替えに役立ちます。
とはいえ、ただ着替えれば良いということではありません。
カジュアルすぎる服装は「仕事モードへの切り替え」効果が薄く、集中力アップにあまり役立たないのです。
またWEB会議でだらしない姿を見せてしまうと、「仕事をせずにサボっているのではないか」と誤解されてしまう可能性もあるでしょう。
そうはいっても、出社時と同じようにスーツを着る必要もありません。
もちろんスーツの方が気合いが入る!という男性はそれでも構いませんが、せっかく自宅で仕事できるなら、もう少しリラックスした服装を選んでみませんか?
適度なリラックス感がありながら、部下や後輩に「リモートワーク中でもカッコいい上司」の姿を見せられる、そんなコーデをご紹介します!
キーワードは【デジカジ】
スーツ以外の普段着はカジュアルすぎて、ビジネスシーンに合わない!だからといって家の中でスーツを着るのは窮屈で嫌だ!
出社時にスーツを着ていた男性にとって、リモートワーク時の服装は大きな悩みでしょう。
そんな男性には「デジカジ」をおすすめします。
デジカジとは?
リモートワーカーの増加に伴い、徐々に広まってきた「デジカジ」という言葉。
これは「デジタル画面越しでもきちんと見えるカジュアルウェア」のことを指します。
リモートワーク時にデジカジをおすすめする理由
対面でおこなう通常の会議では、相手の身だしなみだけでなく周囲の景色や手元・足元の動きなど、目を向けるポイントがたくさんあります。
これに対してWEB会議では、視界が固定されています。見えるのは自分の目の前にあるモニターと、そこに映る相手の上半身だけ。
対面時より相手との距離も近く感じられることから、より一層視線が相手の身だしなみに集中してしまうのです。
つまりリモートワーク時は、通常より「服装が相手に与える印象」の影響力が大きいということ。
先述したとおり必ずしもスーツを着用する必要はありませんが、「相手に好印象を与えられる服装」を選ぶ必要があるのです。
男性におすすめのデジカジ 定番アイテム
デジカジといっても、一体どんなアイテムを選べばいいかわからない!という男性は、まず定番アイテムを取り入れるところから始めてみてください。
相手に好印象を与えられ、かつ自宅での作業にぴったりのリラックス感が得られるアイテムを中心にご紹介します。
襟付きのシャツ
定番のアイテムではありますが、これを着ておけば間違いありません。
スーツで出社していた男性ならYシャツを持っているはずなので、手軽に用意できるところも魅力です。
襟がついているだけで、周囲に「きちんとした人」という印象を与えられますよ。
自宅でネクタイを締めたくない人には、ボタンダウンシャツやホリゾンタルカラーシャツがおすすめ。
ノーネクタイはもちろん、1番上のボタンを開けていても、ビジネスシーンにふさわしい上品な雰囲気で着こなせます。
暑い季節にはビズポロを!
夏なら涼し気なポロシャツでもOK!カジュアルなデザインのものより、ビジネスシーンに適したビズポロがおすすめです。
ビズポロはシャツのような「きちんと感」だけでなく、ポロシャツ同様の清涼感も持ち合わせています。
暑い夏の時期に通気性や吸水性の高いビズポロを選べば、爽やかな気分で業務に集中できるでしょう。
ポロシャツは「クールビズ」の定番でした。
羽織るならテーラードジャケットがおすすめ
普段着としてコーデに取り入れられることも多いテーラードジャケット。
カジュアルなデザインのものが多く、着心地もリラックス感が強いことが特徴です。
特に、普段はラフな格好で仕事したい!という男性にとっては必須アイテム!
テーラードジャケットは無地のシンプルなTシャツとも相性抜群です。
また、WEB会議の予定がないからと油断して部屋着で作業していた時や、寝坊して着替える時間がなかった時にも、テーラードジャケットは大活躍!
普段は好きなスタイルで仕事して会議前にサッと羽織れば、ビジネスシーンにぴったりのカッコいいコーデが完成します。
さらにジャケットは、素材によって異なる印象を与えるのも特徴のひとつ。
- ウール:高級感がある素材。社外の人と会議をする時などにおすすめ。
- 麻:通気性の高い素材。暑い夏の時期におすすめ。
- 綿:柔らかい素材。カジュアル感が強く、普段着としてもおすすめ。
季節やシーンに合わせて素材を変えれば、気分転換できるだけでなく楽な着心地で快適に仕事を進めることができるでしょう。
これ以外に、ストレッチ性が高いジャージ素材のジャケットや、より楽に着られるニットジャケットも人気を集めています。
おしゃれ上級者向けのデジカジコーデ
毎日シャツにジャケットを羽織るだけのファッションに飽きてきた……。
定番のデジカジコーデから抜け出したい!というおしゃれな男性のために、ここからは更に上級者向けのテクニックをご紹介します。
冬場はセーターやカーディガンもおすすめ
セーターやカーディガンは暖かいだけでなく、ジャケットスタイルよりリラックスして仕事できるのが魅力です。
さらに落ち着いた印象や知的な印象を与えるため、「好印象コーデ」には欠かせないアイテムといえます。
ニットアイテムは、編み目の細かいものを選ぶのがポイント。
ゆとりがありすぎるデザインやざっくり編みのニットでは、年齢より老けて見えたりカジュアルすぎる印象を与えたりしてしまいます。
リモートワークならではのワンポイントアクセント
上半身、特に胸から上に視線が集まりやすいWEB会議で好印象を与えるには、首周りにワンポイントアクセントを持ってくることが重要です。
- セーター:襟元に赤や黄色、緑のような鮮やかなカラーが使われているものを着る
- ジャケット:胸ポケットに柄物のチーフを入れる
- シャツ:袖口と襟元だけ色が異なるクレリックシャツを着る
シャツやジャケットはどうしても白や水色、黒や紺などベーシックなカラーを選びがち。
もちろんこれらの色は顔を明るく見せてくれたり、落ち着いた雰囲気を出してくれたりと、ビジネスシーンにぴったりのセレクトです。
その反面、画面越しだと地味な印象を与えてしまうもの。
だからこそ、ちょっとした差し色がワンポイントアクセントとなり、周囲と差がつくデジカジコーデができるのです。
「デジカジコーデ」を早口で3回繰り返すのは難しくても、デジカジコーデ自体は難しくありません!
着替えることでリモートワーク環境も整う!
自宅でのリモートワーク時にきちんと服装を整えることは、メリハリをつけるだけでなく自宅にいる家族へのアピールにも繋がります。
日中に自分以外の家族がいる環境での作業は、想像以上にハードルが高いもの。
そんな中でもきちんと仕事着に着替えていれば、家族が「お父さんは・息子はいま仕事中だ」と認識してくれるので、作業を妨げられることも減るでしょう。
- 自分自身のモチベーションアップのため
- 仕事に対する姿勢を周囲にアピールするため
- 家族にも仕事とプライベートの違いを理解してもらうため
理由は違えども、着替えることは快適なリモートワークに大いに役立ちます。
デジカジコーデは、決してハードルの高いものではありません。
出社時に着用していたアイテムも活用できるので、まずは手持ちのアイテムを組み合わせることから始めてみてください。
服装を整えるだけで、リモートワーク環境も自然と整っていきますよ。