フリーランスに転向するぞ!と一大決心をして最初に直面するのが「仕事がない問題」です。
フリーランス転向直後から仕事にありつけるケースも稀にありますが、多くの方が「とりあえず仕事探そう!」からスタートします。もっというと「とりあえず小遣い程度の仕事を探そう」が出発点です。
何らかのスキルや経験があれば最初から「食べていく」ことができるでしょう。しかし売り込めるスキルがなければ数をこなし、経験を積むところからスタートです。
今回のテーマはフリーランス案件の探し方!筆者が実際に案件を獲得した意外な方法もご紹介します。
案件が獲得できない方、長続きしない方、案件獲得の方法は1つではありません。他の方法に切り替えてみませんか?
1つの方法にこだわるべからず!
ただ待っているだけで案件が舞い込んできたら嬉しいですね。そんなおとぎ話は存在しません。自らアクションを起こさなければ仕事は獲得できません。
アクションの起こし方は2通りに大別できます。
- 登録して待つ
- 自分で動く
案件探しの方法を1つに絞る必要はありません。登録して待ちながら自分でも動いて案件を探す。無理なくできることはどんどんやってみましょう!
フリーランスの案件を探す方法
フリーランサーは何に登録して、どこでどう動いて案件を獲得しているのでしょうか。
代表的な案件獲得方法を5つご紹介します。
クラウドソーシングサイトを使う
はじめの一歩として利用する方が多いクラウドソーシングサイトでは、登録して待つことも自分で案件を探すこともできます。有名所としてはクラウドワークスとランサーズです。
ほとんどがフルリモート案件ですが、時々「出社必須です」という記載も見かけますので確認は必須ですね。
クラウドソーシングサイトでの案件獲得方法は主に3つ。
- 1. 登録して待つ
- 2. 自分で動く
- 3. 待つ間に簡単な仕事をする
例えばクラウドワークスの場合、自分が持つスキルや経験などをプロフィールとして登録します。もちろん登録は無料です。これが「1. 登録して待つ」ですね。
クライアントはワーカーのプロフィールを見て、条件が合う人にメッセージを送ります。クライアントが求めるスキルとワーカーが提供できるスキルが一致して双方が合意すれば、晴れて案件獲得です。
「2. 自分で動く」はクラウドワークス上で案件を探して応募する動きを指します。希望に合う案件に応募できるのがメリットです。
いずれの方法も、長期案件の場合は「テスト」を実施することがほとんどです。クライアントが求めるスキルレベルに達していなければ長期継続は難しく、テストだけで終わることもあります。
「3. 待つ間に簡単な仕事をする」というのは簡単なアンケートに答えたり、指定されたサイトのスクショを送ったりする「タスク」という作業を指します。
継続案件ではなく単価も低いのですが、中には「コンスタントに対応する方は長期で依頼できます」と記載されている案件も。ここから継続案件につながる可能性もあるのです!
求人サイトで案件を探す
求人・求職サイトは「自分で動く」タイプですね。希望の条件で絞り込み、気になる案件に応募します。
フリーランスに特化した求職サイトはいくつもありますが、そのほとんどがIT系職種です。IT系以外で探す場合はごく一般的な求人サイトで雇用形態を「業務委託」で絞り込んでみてください。
とはいえ……。そもそもリモートワークの業務委託案件を扱っている求人サイトが多くありません。IT系以外の案件なら選択肢が豊富なクラウドソーシングサイトの方が効率的ですね。
【追記】
フルリモートの非IT業務委託案件を多数扱う求人サイトとしてReWorksがありました!スカウト機能があるため「登録して待つ」もできますし、スクールとしての機能もあります。
IT系はもちろん、人事や経理の案件を探している方はぜひ参考にしてみてください。
フリーランス向けエージェントに登録する
フリーランス向けエージェントもやはりIT系に特化しています。エージェントサイトに登録してエージェントと面談、希望のすり合わせを行ってから案件を紹介してもらうというのが一般的な流れです。
リモート案件を多く扱うWorkshipもIT職種がメインですが、編集者や人事といった案件もあります。既存案件を見てピンときたら登録を済ませておき、良い案件が出たら紹介してもらうといいでしょう。
WEBメディアサイトから応募する
お気に入りのメディアを見て「このサイトでライターやりたいな」「デザイナー募集していないかな」と思ったらサイトを隅々まで確認してみてください。タイミングと運次第では「◯◯募集」のページがあるかもしれません。
サイトトップから見えるページ以外で「運営会社」のページに採用情報が掲載されていることがあります。
直接応募する人はサイトを隅々までよく見ている人ですから、並々ならぬ思いがあることは間違いなく伝わります。まずはそこが大きなメリットです。
またエージェントやクラウドソーシングではマージンが発生しますが、直接契約では発生せず報酬面でメリットがあります。
業務委託=リモートとは限りません。在宅希望の旨は必ず伝えましょう。
スキルマーケットで実績を積む
仕事で身につけたスキルを「商品」として出品し、スキルを必要としている人が購入する「スキルマーケット」は、フリーランスが実績を積む場として活用されています。「登録して待つ」タイプです。
知名度が高いものとしてはココナラやタイムチケットですが、副業解禁やフリーランスの増加によって現在はサービスサイトが急増している印象です。
在宅で対応可能なサービスを提供すればリモートワークが可能ですし、販売件数が増えればそれを実績としてポートフォリオに記載し、自身を売り込むこともできます。
ただしサービスが購入された場合は手数料が差し引かれるのが一般的です。サイト外への誘導を禁止しているサービスもあるため、規約によっては直接契約は難しいでしょう。
フリーランス案件獲得のための実績を積む場としては最適ですね!
遠回りでも案件獲得の可能性アリ
案件そのものに応募するのが案件獲得への近道ですし、スキル販売なら報酬に直結します。
以下に紹介するのは「遠回り」ですが、案件獲得の可能性がある方法です。
スクールでスキルを身につけ実績を積む
エンジニアやプログラマーはフリーランス案件が比較的獲得しやすい上に高単価。そのためフリーランス転向前にプログラミングスクール等で「使えるスキル」を身につける方もいます。
案件を斡旋してくれることはなくても、案件獲得のための売り込み(営業)スキルを学ぶことができます。分類としては「自分で動く」タイプです。
カリキュラム内で制作する成果物は「実績」となり、ポートフォリオへの記載が可能です。未経験からのフリーランス案件獲得がスムーズになりますね。
とはいえフリーランス案件=リモートワークではありません。在宅案件の獲得は、やはり経験・実績が多い方のほうが有利かもしれません。SESから経験を積む方もいるようです。
セミナー受講でパイプを作り案件獲得につなげる
「案件獲得につながるかもしれないぞ……」という下心でセミナーを受講した筆者は、実際にライター案件を獲得しました。医療系ライターを対象としたセミナーで、執筆技術を学ぶのではなく現在の医療系ライティング需要についての内容でした。
初対面が苦手なので会話をした人数は4人程度。守秘義務上ポートフォリオも見せられず、名刺一枚と「取材をやってみたい」というひと言が案件を引き寄せた形です。
自身の売り込みが得意な方はもちろん、不得手だとしても参加してみる価値はあります。
筆者はフリーライター向けメディアを運営しているサイトの案内から、Peatix経由で有料(5,000円)セミナーを受講しました。
ネットビジネスに勧誘されるトラブルもあるようです。主催企業やサイトの信頼性を見極めてから参加しましょう。
できるところから始めてみよう
スクールに通うには費用がかかりますし、業界未経験でセミナーに参加するのは勇気が要るものです。
- 1. 登録だけして様子を見る
- 2. 興味があるジャンルの案件を見てみる
- 3.必要なスキルを知る
- 4.実績を積む
こうした順序で無理なく進めてみてはいかがでしょうか。
REMO-zineでは「こんな方法で案件を獲得しました!」という体験談を募集しております。ぜひ情報をお寄せください!
※後日メールにて詳細を伺う可能性がございます。ご了承ください。