在宅でのリモートワーク環境を整える上で照明の色を意識することが大切です。
合わない照明を使用していると、ストレスや疲労を抱える原因になりかねません。
今回は、照明がリモートワークに与える影響や仕事に役立つお勧めの照明カラーについて紹介します。
照明がリモートワーカーへ与える影響とは
照明がリモートワーカーへ与える影響は主に2つあります。
- 視覚的な身体への影響
- 相手に与える印象への影響
リモートワーク環境下ではパソコン・スマートフォン・タブレットを使用した作業が多いため、どうしても目に負担がかかります。
また作業する際の照明の色や明るさも、目の疲れに影響を及ぼします。
長時間パソコンでの作業を行う人は、目や身体への影響を抑えた照明設定が必要です。
またリモートワークではビデオ会議をする人も多く、自宅の照明の明るさが、ビデオ越しに相手に与える自分の印象を大きく左右します。
仕事での面接や顔出しミーティングが多い人は、相手に良い印象を与えることができるよう、照明設定を工夫しましょう。
特に就職面接や外部との商談といった場では、第一印象が成否に大きく影響します。
照明環境が整っていないことで相手に悪印象を与えないように、事前にカメラチェックをして、自分を良くみせる方法を研究しておくことが大切です。
Webカメラで自撮りしてみるとよくわかります!
一般的な照明の種類
照明には幾つかの種類が存在し、それぞれ明るさや色味が異なります。
一般的に照明の色は5種類あります。
- 1. 電球色
- 2. 温白色
- 3. 白色
- 4. 昼白色
- 5. 昼光色
電球色と温白色はオレンジ色っぽい光を放ち温暖色といわれ、番号が大きくなるほど明るさの強い青白い色味に変化します。
画像出典:Panasonic 住まいの設備と建材
それぞれの光の色で部屋の雰囲気や人体に及ぼす影響も変わるため、適切な照明を選ぶことが大切です。
リモートワークで意識すべ照明の色とは
ではリモートワークにはどんな色の照明が適しているのでしょうか。
シチュエーション別にお勧めの照明の色について紹介します。
目や身体を労わるなら照明環境のバランス重視
一般的に目に優しい電球の色として暖色系の電球色・温白色が推奨されています。
暖色系の照明はオレンジ色の優しい光を放ち、青白い光の照明と比べて、副交感神経を動かし目をリラックスさせる効果があるからです。
一方、学校や職場で作業効率を上げる目的では、少し青白い光を放つ昼白色・昼光色が推奨されています。
昼白色や昼光色はとても明るい色で、資料が見やすいだけでなく交感神経を刺激するため、脳の活性化に効果的です。
リモートワークでは、暖色系と青白系のバランスを意識することが大切!
作業場となる室内では昼白色などの作業効率を意識した照明を使用し、寝室やリビングなど作業の合間に休憩する部屋では暖色系の照明を選ぶようにしましょう。
オンオフ切り替えがうまくいかない人は照明が原因かも……!?
ミーティングや面接で顔出しするなら白色系の昼白色がお勧め
Webカメラを使用して顔出しのミーティングや面接をする時も、照明の色や光源の位置を調整することが大切です。
部屋の照明が暗かったり照明の位置が悪かったりすると、Webカメラを通すことでマイナス面が増幅され、相手に与える印象が悪くなってしまいます。
特に、暖色系の照明は映像に赤みを与えるので注意が必要です。
Webカメラ越しでも明るさを確保し、相手に良い印象を与えたければ、太陽光に近い昼白色の照明を使用するのが良いでしょう。
ただ昼白色を使用しても、照明の位置が低すぎたり、部屋の窓から日差しが入ったりすることで、顔に思わぬ影が入ってしまう場合もあります。
ミーティングや面接をする際は事前にカメラチェックをして、光の明るさと角度を調整しましょう。
リモートワークではデスクライトが便利
リモートワークのいろいろなシチュエーションを考えて、効率的に仕事するのであれば、可動式のデスクライトがあると便利です。
リモート環境下では、パソコンさえあれば基本的にどこでも作業できます。
可動式のデスクライトは、どこで作業しても必要に応じて持ち運べますし、明るさと角度の調整が可能です。
特にミーティングや面接でカメラ写りを明るく見せるためには、部屋の照明だけでは限界があります。
デスクライトなら直接顔を明るく照らすこともできるため、リモートワークの必須アイテムといっても過言ではありません!
また、自然光や部屋の照明で十分快適に作業できるのであればデスクライトはオフにし、使うときだけオンにすることもできます。
節電できるのも大きなメリットですね!
リモートワーカーが照明を選ぶポイント
では、リモートワークで照明を選ぶときのポイントはなんでしょうか。
照明の色にこだわるのはもちろんですが、電気代もタダではないので、経済的負担も考慮した照明選びがポイントです。
なるべくLED照明を利用しよう
リモートワークでは電気代も自己負担です。会社員の場合は補助が出るケースもありますが、フリーランスでは使った分だけ出費がかさみます。
電気代を安く済ませるならLED照明にこだわりましょう。
LED電球は一般の電球と比較して高価ですが、消費電力が少なく長寿命のため、長期使用でのコストパフォーマンスが抜群です。
また紫外線や赤外線が発光成分に含まれないことから、一般の電球よりも機械の劣化や紫外線により突く虫を排除できるメリットもあります。
作業部屋と就寝部屋は照明の色を変えよう
リモートワークは自宅で仕事をするため、オンオフの切り替えが難しいといわれています。
そのため効率的に仕事をするには、作業中は作業に集中して、プライベートではリラックスできる環境をつくることが大切です。
仕事とプライベートのバランスを保つために、それぞれの部屋の用途に適した照明を選ぶようにしましょう。
例えば仕事の作業効率を優先して全部屋の照明を昼白色や昼光色に統一すると、常に交感神経が刺激され、ゆっくり休めなくなります。
一方、リラックス効果の高い電球色や温白色の照明ばかりでは、仕事に集中できなかったり作業効率が下がったりするでしょう。
リモートワーク期間中は、作業部屋と就寝部屋で照明の色を使い分けることをお勧めします。
オンオフをしっかりと切り替えることで、健康的に働ける環境を整えましょう。
デスクライトはマルチ機能の商品がお勧め
デスクライトにも様々な種類がありますが、最近は照明の色を自由に変えられたり明るさが細かく調節できたりするマルチ機能付きのライトも普及しています。
パソコン搭載のWebカメラを使用してオンライン会議に出るのであれば、パソコンに直接つけられるクリップタイプのリングライトも人気です。
特にUSBタイプのライトは、パソコンから直接給電してパソコンと一緒に持ち運び移動ができるため、リモートワークに適しているといえるでしょう。
リモコン切り替えやタッチ式など使いやすさで選ぶと◎
まとめ
照明は人の交感神経や副交感神経に影響を与えるため、用途別に使い分けることが大切です。
部屋の用途に合わない照明を使用していると、無意識のうちにストレスや負担を抱えてしまうので注意しましょう。
また照明の色や光源の位置の違いが、Webカメラ越しに相手に与える印象を大きく変えることがあります。
常に好印象を与えるためには、可動式デスクライトやクリップライトを利用して、映像に映る自分の姿をより良くみせる工夫をしましょう。