Web会議の普及とともにZoom・Teams・Skypeなどで使用できるバーチャル背景設定機能に注目が集まるようになりました。
こんな背景もあるのか……と時間を忘れて背景選びに没頭してしまうほど、バリエーション豊富な画像が揃っています。
一方で、仕事では使いにくい画像や、使っている人がいたらびっくりするような背景画像も……。
今回はビジネスシーンごとにどんなバーチャル背景が適切なのか、既存の背景画面にはどんな選択肢があるのか、ご紹介します!
バーチャル背景で印象アップ可能!
Web会議を顔出しで実施する際、カメラに映る背景を任意の画像にすり替える機能が「バーチャル背景」です。
バーチャル背景を設定することで、自宅の様子がカメラに映りこまないメリットがあります。Web会議で自宅の様子を見られたくない人に大変おすすめな機能です。
しかしバーチャル背景の選択肢は多種多様で、どの画像を設定したら良いのか悩む人も多くいます。
いろんな背景が楽しめることは1つのメリットではありますが、会議の相手に好感を与えるために、シーン別で適した背景の使用を心がけましょう。
なおバーチャル背景だけでなく、その他の方法で自宅の様子を隠す方法を以下の記事で紹介しています!
種類豊富なバーチャル背景、どんなものがある?
バーチャル背景にはどのような画像があるのでしょうか。単色塗りつぶしの背景だけでなく、イラスト・風景写真・テーマ別背景など種類は様々。
まずはバーチャル背景を提供しているツールや企業、それぞれの画像の特徴をご紹介します。
カテゴリー別に楽しめるZoom背景
Web会議ツールの代表格Zoomでは、スポーツ・エンタメ・教育・旅行など様々なカテゴリーの背景を無料ダウンロードできます。
「スポーツ」で検索するとスタジアムの写真、「教育」で検索すると研究室や海外の有名大学の名前が入った背景などが出てきます。
「ホーム」で検索するとオシャレな自宅風景もあるので、在宅ワークで自宅の様子を見せたくない人はバーチャルホームの背景はいかがでしょうか。
チーム内や同僚といったライトなビジネスシーンなら、バーチャル背景を楽しみながらミーティングできそうですね。
テレビ番組出演気分が味わえるNHKのバーチャル背景
実はNHKのWebサイトでもバーチャル背景を無料提供しています。
バーチャル背景は番組名でカテゴライズされており、実際に番組で使用されているスタジオ背景もダウンロード可能です。
他にもイラストや自然の景色・喫茶店風景などいろいろな背景が用意されています。
番組のキャストの気分を体験できるので、NHKの番組ファンは必見のコンテンツではないでしょうか。
バーチャル背景は以下のリンクからご確認いただけます!
ビジネスでもプライベートでも役立つマイクロソフト社のバーチャル背景
Web会議ツールTeamsやビジネスソフトOfficeなどでおなじみのマイクロソフト社は、ビジネスでもプライベートでも使いやすいバーチャル背景を豊富に提供しています。
同社は、使用シーンを意識した画像を多く揃えているのが大きな特徴です。
またビジネスカテゴリーではバーチャル名刺背景、離席カテゴリーでは離席中を伝える背景画像もダウンロードできます。
ビジネスシーンでの使用を想定したコンテンツが豊富にあるので、頻繁にWeb会議を行う人におすすめです。
バーチャル背景の提供ページでは人気ランキングも確認できます。使用者が多い画像なら安心して使えそうですね!
旅行会社やインテリアメーカーなど、さまざまな企業・団体が無料背景を提供しています!
Web会議に適したバーチャル背景とは
Web会議といっても、クライアントを交えた商談もあれば社内ミーティング・個別面談まで、さまざまなシチュエーションがあります。
それぞれのシーンで、どんなバーチャル背景を使用するのが理想的なのでしょうか。
クライアントを交えた商談の場合
クライアントを交えた商談はビジネスシーンのなかでも非常に重要な場の一つです。
相手に好印象を与えることが成功の第一歩ですので、バーチャル背景はビジネスに適したシンプルなものが理想とされています。
また通常の背景画像以外でビジネスシーンにおすすめなのがバーチャル名刺背景です。
名前や企業名を入力したバーチャル名刺を背景に設定することで、初めて顔を合わせる相手に背景画面を通じて自己紹介ができます。
常に名前が表示されているため、参加者に名前を覚えてもらいやすいのもメリットです。
名前は第二の顔。常に表示させておけば堂々とした印象を与え、信頼性もアップ。好印象につながります。
Web会議は対面と異なり名刺交換ができません。そのため名刺背景を活用する企業が増えているようです。
また社名入りのバーチャル背景を作成し、背景設定をルール化している企業もあります。
社内グループミーティングの場合
一方、社内のグループミーティングはクライアント相手ではないので、社名や名前を表示するバーチャル名刺背景の出番は少ないかもしれません。
しかし社内ミーティングも仕事の話をする場ですから、仕事に適した背景を選ぶことが大切。社外と同様、基本的にはシンプルな背景を選ぶのがおすすめです!
実際に私が経験したWebミーティングでは、白を基調とした壁紙背景や会議室画像、おしゃれなバーチャルホーム画像などを活用をしている人が多い印象でした。
参加者やミーティングの温度感によって、若干遊び心を加えてもよい場合もあるので、背景は臨機応変に設定しましょう。
また途中で離席する予定がある場合は、離席背景を用意しておくのもおすすめです。
離席背景はその名の通り「離席中」が表示されるため、会議参加者に自分のステータスを分かりやすく伝えることができます。
先ほど紹介したマイクロソフト社のバーチャル背景ページには、離席ステータスのコンテンツも豊富に揃っていますよ!
マンツーマンWeb会議の場合
マンツーマンの場合は、会議の目的と相手によって背景を使い分けるのがおすすめです。
初めてWeb会議をする相手の場合は、基本的にシンプルな背景設定が無難といえるでしょう。採用面接や昇進・昇格面接など自己PRの場であれば、名刺背景でもいいですね!
Web会議では画面に映るものすべてが相手の印象を左右するため、自分が好きな背景かどうかではなく、相手に好感を持ってもらえる背景を意識しましょう。
しかし、気心のしれた同僚との打ち合わせなら、少し個性を主張する背景設定でも問題ありません。
私のような海外在住リモートワーカーは国旗や外国の風景など、あえて在住国を象徴する背景を使用して海外在住をアピールすることもあります。
「気分」ではなく「時と場合」によって背景設定を切り替えることが、ビジネスシーンでは何より大切です。
奇をてらった画像は、オンライン飲み会のために保存しておきましょう!
まとめ
バーチャル背景は日々進化しているため、最近は選ぶのが楽しみになっています!
Web会議ツールにデフォルトでついている背景を使うこともできますが、シーン別にいくつかダウンロードしておくと便利です。
企業が提供するバーチャル背景の中には無料ダウンロード可能なものも多いので、利用規約の範囲内でフル活用しましょう。
バーチャル背景を上手に使いこなせると、Web会議上で常に好印象を与えることができるため、社内外問わずイメージアップにつながります。
まずはお気に入りの背景を探してみましょう!