コワーキングスペースはフリーランスや個人事業主、そして在宅勤務の会社員などが使用できる便利な作業空間です。
最近は、より快適な作業空間になるようインテリアや設備にこだわったり、カフェ風にアレンジしたりするコワーキングスペースが増えました。
カフェやファミレスで仕事するのと大差ない? そんなことはありません!
今回はコワーキングスペースの魅力や、職種別・用途別の使い分け方を紹介します。
コワーキングスペースの魅力とは

コワーキングスペースにはどのような魅力があるのでしょうか。
コワーキングスペースは人によって活用方法や用途が異なるのが特徴です。
終日がっつり作業したい人もいれば、会議室だけ利用したい人もいます。使い方によって、感じる魅力も変わってくるもの。
まずは、その魅力を具体的に確認してみましょう。
コスト削減に役立つ

コワーキングスペースの魅力の1つに「コスト削減」があげられます。
「あれ、コワーキングスペースって利用料がかかるんじゃないの?」と首をかしげる人もいるでしょう。確かにお金はかかります。
しかし実は、コワーキングスペースには「コスト削減」につながる要素がたくさんつまっているのです。
コスト削減ポイント!
- 利用料にドリンクバーが含まれていればカフェ代を節約
- 一般的なオフィス機器(複合機など)が揃っているので自宅で購入不要
- 月間契約でオフィスの賃貸契約をしなくても、必要な時だけ作業場が確保できる
一般的なレンタルオフィスや賃貸物件より固定費が抑えられるという点で、コワーキングスペースは小規模企業の社長や個人事業主に注目されています。
仕事の環境が整っている

コワーキングスペースの魅力はなんといっても仕事の必要な機器類・通信環境が充実していることです。
一般的なコワーキングスペースには以下の設備が整っています。
- インターネット環境(Wi-fiなど)
- 作業スペース(半個室・個室など施設により差あり)
- パソコン
- 複合機(コピー機・スキャナー・FAXなど搭載)
- ドリンクコーナー(自動販売機など)
- 会議室/ミーティングスペース
- プロジェクター/液晶モニター
- ロッカー
- ゲストラウンジ
その他にも、施設によってはカフェ感覚で食事ができたり、キッチンやシャワー設備があったり様々です。
図書館のような読書空間を設けている施設もあります。
コワーキングスペースに行けば、仕事に必要なものは何でも揃っているため、自宅より作業しやすいフリーランサーも多いのではないでしょうか。
台数に限りがある機器類については事前に問い合わせを。
異業種の人と情報交換の場

コワーキングスペースはその名の通り『共同作業場』でもあるので、異業種の利用者と交流できることも魅力の1つです。
特に個人事業主や営業担当者にとっては、コワーキングスペースでの出会いが新しいビジネスにつながる可能性を秘めています。
特に作業がなくても、情報交換の場としてコワーキングスペースを利用する人も多いようです。
職種別・用途別コワーキングスペースの活用方法

コワーキングスペースを選ぶ際は料金プランや立地も大切ですが、仕事上必要な設備や条件が全て揃っているかどうかが肝心です。
施設によって提供サービスが異なるので、目的・用途別にうまく使い分けるようにしましょう。
筆者おすすめ、職種別・用途別コワーキングスペース(東京都内)をいくつかご紹介します!
会議・商談なら会議室付きコワーキングスペース

コワーキングスペースを会議や商談の場として利用するなら、会議室がある施設を選ぶのがお勧めです。
カフェを利用すると情報漏洩のリスクがありますが、コワーキングスペースの会議室ならクローズドの商談もOK。
落ち着いた環境で仕事の話ができるのは大きなメリットです。
ただし施設によっては個室がなかったり(半個室の場合も)、会議室の予約が必要だったりするため、前もって確認・準備しておきましょう。
都内で会議室付きコワーキングスペースを利用するなら、以下がお勧めです。
CASE Shinjuku
高田馬場駅から1分、駅前ですね!
親しみやすさを感じるのはきっと、床に敷き詰められた木材とスタッフの方々の笑顔のせいでしょう。コワーク・ビギナーさんでも安心して利用できます。
ドロップイン利用なら1時間500円から。上限2,000円/日は嬉しいポイントです。
ついつい熱中してしまうと、あっという間に時間が経って料金が心配になりますが、上限設定があると焦らず済みますね。
会議室も堅苦しいイメージが一切なく、「はじめまして」の打ち合わせにも活用できます。
会議室の利用は月額ユーザーのみですが、シェアデスクユーザーでも5時間分が無料付帯なのは助かります!
+OURS 新宿/八重洲
コワーキングスペースというより、カジュアルなオフィスのような空間。背筋が伸びます!
それぞれ新宿駅・東京駅が最寄りのため「CASE Shinjuku」より少し値段が上がりますが、この立地でデイユース3,000円前後はかなりお手頃ですね。
+OURS 新宿はオープン席とブース席、1席ずつドアで仕切られたソロワーク席などバリエーション豊富。用途に合わせて選ぶ楽しみがあります。
会議室は最大16名(八重洲)、30分単位で料金が発生します。プロジェクターは無償で使えます!
営業職にはドロップイン式コワーキングスペース
営業職の人はクライアント先に移動する途中でちょっと足を止めて、資料の修正やプリントをしたいこともあります。アポイントメントの間に束の間の休憩を、なんてことも。
そんなときにもコワーキングスペースが大活躍します!
営業職でコワーキングスペースを使うなら、アクセスのよい施設情報を事前にリスト化しておくと便利です。
ドロップイン式のコワーキングスペースであれば、時間単位の料金で当日飛び込みでも利用できます。
場所によってはカフェより安く利用できる施設もあるので、頻繁に利用するエリアについてはじっくり調べておきましょう。
BasisPoint
最初の30分はなんと220円!
資料をちょっとだけ修正したい、会社に報告書を送ってから移動したい。ごく短時間だけ利用したい営業職にとっては、カフェよりお得ですね。
2021年12月時点で都内6店舗、どこも駅から徒歩5分以内という好立地で、予約不要なのも嬉しいポイント。
専用アプリで空き状況をリアルタイムで確認し、そのまま予約できる施設も。
経営者には登記・住所利用ができるコワーキングスペース

コワーキングスペースには経営者向けに登記・住所利用のサービスを設けている施設があります。
経営者でオフィスの住所を持ちたいと考えている人は、登記・住所利用ができるコワーキングスペースを活用してはいかがでしょうか。
例えば、以下のような施設にて対応可能です。
.andwork shibuya
月極プランに加入していれば、住所のみで5,000円、住所+登記で10,000円の追加料金で利用できます。
Forest 池袋
月極の固定席ユーザー・レギュラープランユーザーは+6,000円で法人登記+住所が利用できます。
Rampart 秋葉原
コワーキングスペースの月極プランに加入せず、法人登記や住所が利用できます。
オープンスペースを最大2,000円分無料で使用できるので、自宅メインで仕事しつつ時々外で気分転換したい方におすすめです!
会社の打ち上げ・歓送迎会に使えるコワーキングスペース

コワーキングスペースは「仕事作業場」のイメージがありますが、実は会社の打ち上げや歓送迎会などを行うレンタルスペースとして活用できる店舗もあります。
会社メンバーで会議室を利用したあとにそのまま懇親会……、なんて流れにすれば、移動の手間が省けますね!
もちろん仕事以外でも、懇親会やパーティー、勉強会といったさまざまな催し物に活用可能です。
「歓迎会 コワーキングスペース」「パーティー コワーキングスペース」で検索してみましょう。
Rampart 秋葉原
コワーキングスペースの定休日である日曜祝日を利用したレンタルサービスで、最大45坪の広々空間が活用できます。
高田馬場駅から徒歩1分の好立地にありながら、1時間15,000円で貸し切り利用も可!
※感染症予防のために臨時ルールを設けている施設もありますので、事前にご確認ください。
まとめ

職種別・用途別に希望の条件を満たすコワーキングスペースを利用することで、利用価値が更に高まります。
まずは希望するサービスをすべて挙げてみてください。それから自分にあった施設を探してみましょう。
無料で開放されている施設や見学が自由にできる施設もあります。気になったら実際に足を運び、情報を集めておくことが大切です。
今後起業して自身のオフィスを設けたい人や、小規模でも会社を運営している人にとって、コワーキングスペースには多くのメリットが詰まっています。
この機会にぜひ、ご自身のお気に入りコワーキングスペースを見つけてください!