自分好みの場所で働けるリモートワーク。
手軽に使える自宅を仕事場にする人が多い一方で、様々な事情から「自宅では仕事ができない!」という悩みを抱えている人もいます。
今回は自宅以外の仕事場を探しているリモートワーカーに向けて、定番人気から予想外の穴場まで、おすすめのリモートワークスポットを幅広くご紹介します!
場所選びのポイント
どんな場所にも、それぞれメリットとデメリットがあります。
何を最優先するのか、どこまで妥協できるのか、譲れない項目を天秤にかけながら自分に合うスポットを選んでください。
もし自分にとっての優先順位がハッキリしていないなら、以下3つのポイントから検討してみることをおすすめします。
- 利用料金
- 開放度
- 騒音
利用料金
当然自宅は無料(家賃や電気代、ネット回線の契約料は除く)ですが、それ以外のスポットはほとんどが有料です。
ワンコインで数時間利用できる場所もあれば、1日の利用で数千円かかる場所もあります。
仕事をするためのスペースにいくら払えるのか、自分の中で許容できるラインをあらかじめ決めておくと良いでしょう。
開放度
自分だけが使える個室なのか、不特定多数が自由に出入りできるスペースなのか……。スペースの開放度も重要なポイントです。
ここで忘れてはならないのが、機密保持の観点。オープンなスペースでは、情報漏洩の危険性も高まります。
自分が取り扱っている情報の重要度や、その日の作業内容に応じて選ぶと良いでしょう。
騒音
ガヤガヤと賑やかな場所もあれば、無音でシーンとした場所もあります。
少しくらい雑音があった方が集中できるという人もいますから、自分がどのような環境で最もパフォーマンスを発揮できるか把握しておくと良いでしょう。
ただし賑やかな場所は、重要な会議などの実施には不向き。自分がどのような作業をするのかによっても重要度が変わるポイントです。
騒音だけがネックな場合はノイズキャンセリングイヤホンやイヤープラグ(耳栓)がおすすめです!
定番!リモートワーカーがよく利用する人気スポット
まずは多くのリモートワーカーから人気を集めている、定番ワークスポットをご紹介します。
自宅外でのリモートワーク初心者さんでも、気軽に利用できる場所だけを集めました!
カフェ
手軽に利用できる場所を探している人には、カフェがおすすめ。ドリンク1杯分の金額で利用できるので、コスパもばっちりです!
他の利用客の話し声や物音で常にザワザワしているので、静かすぎると逆に集中できない! という人にも向いています。
そのかわり不特定多数が出入りする場所ですから、ビデオ会議や社外秘の情報を取り扱う業務には適していません。
また混雑している場合もあるので、行けば必ず利用できるとは限らないのもデメリット。
長時間利用にも適さないので、あくまでも2~3時間程度の短い作業だけを済ませるのが良いでしょう。
ビジネスホテル
長時間の作業にもぴったりです!
最近はテレワーク向けのプランを用意しているホテルも増えてきたので、日帰り・宿泊問わず快適に過ごせるでしょう。
ただし自宅のように必要な道具がすべて揃っているわけではありません。こちらの記事を参考に、必要なアイテムは事前に準備してください。
コワーキングスペース
リモートワーカーの増加で注目度が高まってきたコワーキングスペース。
不特定多数の出入りがあるものの、目的が同じ人だけ集まるスペースなので集中して作業に取り組めます。
空いている席を自由に使えるオープンエリアのほか、ビデオ会議に便利な個室など、好みのスペースを選べるのもポイントです。
また職種問わず様々な人が集まるため、異業種間の交流も活発。「仕事の合間に色々な人と関わりたい」「情報交換したい」という人にもおすすめです。
コワーキングスペースの魅力を詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
こんな場所も使える!身近なスポット
普段は仕事以外の目的で使用するスポットも、最近は仕事場としてチョイスする人が増えています。
実はリモートワークにうってつけ! の身近なスポットをご紹介します。
カラオケボックス
賑やかな環境の方が集中できるけれど、人目があると気が散ってしまう。そんなリモートワーカーには、カラオケボックスがぴったりです。
BGMや周囲の部屋からの音漏れで適度に雑音があり、かつ個室で他人の目は気にならない環境。これなら仕事に集中できるでしょう。
またドリンクバーがついていたり、フードメニューがあったりと、長時間の利用にも適しています。
フリータイムのほか、最近増えてきたテレワークプランを利用すればコスパも抜群です!
マンスリーマンション/ウィークリーマンション
自宅と同じように落ち着ける場所で仕事したい! という人は、思い切ってマンスリーマンション/ウィークリーマンションを契約してみてください。
日単位や月単位で契約できるので、憧れの地でのワーケーションも簡単に実現可能!
家具家電やネット環境が完備されている施設も多く、面倒な準備不要ですぐに仕事を始められるのも嬉しいポイントです。
また自分だけが利用する個室なので、情報漏洩の心配もなし! 自宅とは別に賃料が発生しますが、いつもと違った暮らしを楽しみたいときには最適です。
こんなところで!?リモートワークに使える意外なスポット
定番スポットは使い尽くした! もっと刺激的なスポットを知りたい!
こうした好奇心旺盛なリモートワーカーのために、意外性の高い穴場スポットを集めました。
実家
ひとりで仕事しているとついサボってしまう……。人の目がないと集中できない……。
こんなタイプの独り暮らしリモートワーカーには、実家がおすすめです。
実家にいれば常に家族の目があるので、サボり防止効果あり! また利用料がかからずお財布に優しいところも魅力です。
気兼ねなく寝泊りできるため、繁忙期には家族に頼りながら仕事に集中できることも嬉しいポイントといえるでしょう。
キャンプ場
近年注目度が高まってきたアウトドア。自然に囲まれてリフレッシュしながら仕事できるため、人気を博しています。
テントサイトとは別にコワーキングスペースを備えている施設や、宿泊できるコテージ・キャビンにネット回線を完備している施設など、形態は様々。
キャンプの経験値や好みに合わせて選べるのも魅力です。
ただし、リモートワークに対応している施設はまだまだ少ないのが現状。電源やWi-Fiをはじめ、必要な設備が整っているか確認してからの訪問をおすすめします。
サウナ/スーパー銭湯
リラックスするためのサウナやスーパー銭湯にも、電源やネット回線完備のコワーキングスペースを備えた施設が増えてきました。
多くの施設が入場料だけで利用できるので、コスパは抜群! さらに朝早くから夜遅くまでオープンしていることも魅力のひとつです。
疲れたらお風呂やサウナでリフレッシュして、お腹が空いたら食事処でお腹を満たして、1日中じっくり仕事と向き合うことができます。
ただしサウナやお風呂でまったりしすぎて、眠くなってしまう人は要注意!
せっかくワークスペースがあるのに、半分以上寝て過ごしてしまった……なんてことにならないよう、誘惑に打ち勝つ強い心をもって訪れることをおすすめします。
持ち物リストに「誘惑に打ち勝つ強い心」の記載を◎
「お気に入りのオフィス探し」も仕事のひとつ!
働くための環境が最初から整っているオフィスワーカーと違って、リモートワーカーは自分自身で仕事場を確保し、環境を整えなければなりません。
だからこそリモートワーカーは、仕事場の選択肢をたくさん持っておくのがおすすめ!
当日の仕事内容や稼働時間、気分に合わせて好きな場所へ「出勤」すれば、毎日新鮮な気持ちで仕事と向き合えることでしょう。