フリーランスにおすすめ!リモートワーク特化型物件を紹介します

フリーランスにとって、作業環境の整備は大切な仕事のひとつと言っても過言ではありません。

株式会社ビズヒッツが2020年6月に実施した調査※1では、コミュニケーションや集中力の問題とともに、作業環境・ワークスペースに対する悩みを抱えている人も少なからずいることが明らかになっています。

※1:リモートワークの悩みに関する意識調査(n=810)|株式会社ビズヒッツ

ワークスペースの悩みは多種多様!
  • 作業に適したスペースがない
  • 周囲の騒音が気になる
  • ワークスペースが狭い など

REMO-zineではこれまでにも、ワークスペースの悩みを解決するための様々な選択肢を提案してきました。

限られた空間の中にワークスペースを作る・作れなくても「仕事場」を確保する工夫についてはこれらの記事を参考になさってくださいね。

今回はこれらに加えて、「リモートワーク向きの住宅」という新たな選択肢をご紹介します!

自宅での作業を快適に!おうち大好きフリーランス向きの住宅

実は筆者、おうちが大好き!

自分好みに作り上げたワークスペースのほか、リビングやダイニングなど自宅内のあちらこちらで仕事をしています。

そんな筆者同様、リモートワークは自宅派のフリーランスにおすすめの住宅をご紹介します。

ドアが開いた白い部屋

日鉄興和不動産「リモタス」

https://unsplash.com/photos/5i0GnoTTjSE
  • こんな人におすすめ!:自宅内に作業専用スペースが欲しい人
  • 導入のしやすさ:★☆☆☆☆
  • 仕事のしやすさ:★★★★★

日鉄興和不動産株式会社は、多くの人が抱える「自宅にリモートワーク用のスペースがない」という悩みに着目。

快適な仕事環境を作るため、様々な仕掛けを施しています。

  • リモーゼット
  • リモドア
  • リモデスク

現時点では新築マンションの付帯設備として導入され、既存住宅のリフォームや建売戸建てへの導入はないようです。

そのため「導入のしやすさ」は星1つとなりました。

リモーゼット

リモーゼット
リモーゼットのイメージ/編集部作成

こちらは「リモートワークができるウォークインクローゼット」。

作業するための個室がほしい人にぴったりの空間です。

将来的に作業スペースとして使用しなくなっても、そのまま大容量の収納として使えます。

筆者の実例

実は筆者のワークスペースも、2畳のウォークインクローゼットの中にあります。狭すぎず、広すぎず、適度なサイズ感がお気に入りです。

扉を閉めれば多少の防音効果もあるので、WEB会議にも安心して参加することができます。

リモドア

リモドアのイメージ
リモドアのイメージ/編集部作成

リモドアはさらに、リビングと、隣接する部屋を区切るドアを自由自在に動かすことができ、仕切りの位置を自分好みに変えられるのが大きな魅力です。

最近は広いリビングを2つに分けるドアや壁を設ける物件は増えましたが、自由に動かせるリモドアは画期的ですね!

リモドアの活用シーン
  • 壁をすべて収納してリビングを広々使う
  • リビングの一角を仕切って小さな作業スペースを作る(イメージ右下)
  • リビングを半分に区切って片方を子ども部屋にする など(イメージ左下)

リモートワークに限らず、ライフスタイルの変化に応じて自由な使い方ができます。

リモデスク

リモデスク
リモデスクのイメージ/編集部作成

壁面の吊戸棚収納の下に、小さなカウンターを設置。このカウンターこそがリモートワークのデスク、リモデスクです。

新たに作業デスクを購入・設置する必要がありません。

リモデスクの活用シーン
  • がっつりリモートワーク
  • 寝る前に日記を書く
  • 学生のオンライン授業
  • アイロンがけ・ミシンかけ など

メインの仕事場としてはもちろん、生活の様々な場面で便利に使うことができそうですね!

整理されたクロゼット

ポラスグループ「変身クローク」

https://unsplash.com/photos/ZSFqxRIV5Nc
  • こんな人におすすめ!:あまりお金をかけずに仕事スペースを作りたい人
  • 導入のしやすさ:★★☆☆☆
  • 仕事のしやすさ:★★★☆☆

※2:ルピアコート越谷蒲生の公式サイトが開きます。

株式会社中央住宅のLEPIA SERIESに導入されている「変身クローク」は、先ほどのリモーゼット同様、収納部分を作業スペースとして使用します。

クローゼット内にカウンター、ダウンライト、LANコンセントが設置されているため、椅子を用意するだけで簡単にリモートワークスペースを作ることができます。

カウンターは折り畳み式なので、仕事以外の時間は収納しておけるのも魅力のひとつです。

こちらも現時点では付帯設備として導入され、既存住宅のリフォームや建売戸建てへの導入はないようです。

しかしご自宅のクローゼットで真似してみることはできるかも!? という期待を込めて導入のしやすさは星2つとなりました。

子どもを抱きながら仕事する女性

へーベルメゾン「ワークスペースのある賃貸住宅」

https://unsplash.com/photos/C2WC2ZerF3s
へーベルメゾン「ワークスペースのある賃貸住宅」
  • こんな人におすすめ!:ライフスタイルに合うワークスペースを見つけたい人
  • 導入のしやすさ:★★☆☆☆
  • 仕事のしやすさ:★★★★☆

旭化成株式会社※3のへーベルメゾンでは、在宅ワークにぴったりの賃貸住宅を展開しています。

ライフスタイルに合わせて選べる、3つのスタイルが特徴です。

  • オープンスタイル
  • セミオープンスタイル
  • プライベートスタイル

※3:旭化成株式会社TOPへ遷移します。物件詳細については「ヘーベルメゾン ワークスペースのある賃貸住宅」で検索をお願いします!

オープンスタイル

どこのご家庭でもリビングやダイニングなど家族との共用スペースは広さや明るさ、風通しなど「過ごしやすさ」を重視しているのではないでしょうか。

オープンスタイルではリビングやダイニングなどに作業デスクを設置。

開放感を味わいながら仕事できるのが魅力です。

壁面には収納も設置されており、仕事に必要な道具の置き場に困ることもありません。

セミオープンスタイル

リビングやダイニングとのつながりも保ちつつ、腰壁で作業スペースを仕切っています。

たとえば小さな子どもがリビングで遊ぶ様子を見ながら、手元の作業にも集中することができます。

プライベートスタイル

リビングやダイニングなど家族が過ごす空間からは完全に切り離されたスペースです。

独立した個室なので、WEB会議にも安心して参加できます。

収納も完備されており、まさに自分専用の小さなオフィス!

これらのワークスペースには、作業や生活を快適にするこだわりが詰まっています。

たとえばコンセントは、足元だけでなくデスク上部にも設置されており、パソコンの充電など便利に使えます。

また手元に影ができないような照明配置になっていたり、デスクの後ろを家族がスムーズに通れる広さを確保していたりと、仕事をしている人だけでなくその家族も快適に過ごせる工夫がなされています。

自宅以外でも仕事がしたい!アクティブなフリーランス向きの住宅

自宅以外でも仕事をしたい!気分転換できる仕事場が欲しい!

こうしたアクティブタイプのフリーランスにおすすめの住宅形態を2つご紹介します。

自宅以外でも仕事がしたい!そんな方は……
  • コワーキングスペース付きマンション
  • ソーシャルアパートメント
コワーキングスペースで仕事する人々

コワーキングスペース付きマンション

https://unsplash.com/photos/dZxQn4VEv2M
コワーキングスペース付きマンション
  • こんな人におすすめ!:自宅外で作業をしたい!でも移動の手間は省きたい!という人
  • 導入のしやすさ:★★☆☆☆
  • 仕事のしやすさ:★★★☆☆

近年は、共用部分にワークスペースを設けるマンションが増えているようです。

複数人で使用できるスペースのほか、WEB会議にうってつけの個室ブースを備えているマンションもあります。

さらにはこんな設備まで!

  • Wi-Fi
  • LANケーブル
  • 電源
  • コピー機 など

わざわざカフェやコワーキングスペースへ出掛ける手間を省けるので、時間を有意義に使えそうですね!

それだけでなく、自宅では作業に集中できない人や、そもそも自宅に作業スペースがない人など、様々なフリーランスのニーズを満たしてくれるのも魅力的です。

編集部より

2物件ともにWebサイトへのリンクがご提示できません。物件名でぜひ検索をお願いします!

ザ・パークハビオSOHO大手町/三菱地所レジデンス

三菱地所レジデンスの「ザ・パークハビオSOHO大手町」(千代田区)はコワーキングスペースを備えた賃貸マンションです。

オープンスペースのほか、複数人で使用できるコンファレンスルームや集中できる個室ブースもあり、用途に合わせて様々な使い方ができます。

また自動販売機や有料のコーヒーマシンも設置されており、長時間の作業にもぴったりです。

居住者以外も利用できるので、打ち合わせにも使えますね。

間取りは1R〜1LDKが中心なので、単身者や2人暮らしにちょうどよさそうです。

パークタワー勝どきミッド※4/三井不動産レジデンシャル

三井不動産レジデンシャルの「パークタワー勝どきミッド」(中央区)は勝どき駅から徒歩1分の場所に位置する分譲大型マンションです。

なんと、広さ300平方メートルのコミュニティスペース(コワーキングスペース)が設けられています。

オープンスペースにはカウンターテーブルやボックスシートが設置されているほか、仕事に集中できる個室ブースも完備。

開放的なリフレッシュスペースも用意されているので、疲れたときに休憩をとることもできます。

ほかには広さが異なる複数の会議室、自由に利用できる自動販売機やコピー機、周囲を気にせず通話ができる電話ブースなど、快適に仕事をするための設備が整っています。

さらに備品を貸し出してくれるコンシェルジュサービスがついているのも魅力です。

こちらの物件はコミュニティスペース以外にも、居住者が自由に使えるカフェやラウンジ・ブックコリドーも併設しています。

マンション内ノマドワーク」が楽しめますね!

間取りは2LDK〜3LDKメイン、ファミリー層にピッタリです。

※4:2023年2月から販売開始です。

POINT

コワーキングスペースでは様々なオフィス家具が使えるのも魅力。仕事しやすい!購入前の検討材料にしてはいかがでしょうか。

窓際で仕事する2人の女性

ソーシャルアパートメント

https://unsplash.com/photos/nF0nQuqBsrI
ソーシャルアパートメント
  • こんな人におすすめ!:一人暮らしは寂しい……でもひとりの空間も欲しい!という人・単身者
  • 導入のしやすさ:★★★★☆
  • 仕事のしやすさ:★★☆☆☆

株式会社グローバルエージェンツの「ソーシャルアパートメント」は一般的なマンション・アパートとも、シェアハウスともちょっと違う、新しいスタイルの賃貸住宅です。

一般的なシェアハウスはキッチンやシャワー・トイレなどの水回りをシェアするケースが多く、この点に抵抗を感じている方も少なくありません。

一方ソーシャルアパートメントでは、各個室にシャワーやトイレ・キッチンなど水回りの設備が整っている物件もあります(物件によって異なる)。

こうした物件を選べば、シェアハウスよりしっかりとプライベートを確保できるでしょう。

共用スペースの設備は物件ごとに様々な特徴があります。実例を2つご紹介します!

ワールドネイバーズ護国寺/文京区

ワールドネイバーズ護国寺には、Wi-Fi・コピー機完備のワーキングスペースが用意されています。

それ以外にもバーラウンジやシアタールームなど、リラックスできる施設を自由に利用できるのが魅力です。

またこの物件はカフェを併設しています。住人同士の交流はもちろん、友人との息抜きの場としても活用できますね!

なお洗面台のみ個室に設置、その他は共有のようです。

ワールドネイバーズ清澄白河/江東区

同じくワールドネイバーズ清澄白河にもWi-Fi・電源・コピー機を完備したワーキングスペースがあり、24時間好きなときに利用できます。

スタイリッシュな雰囲気のワークスペースのほか、カフェやバーラウンジ、他の入居者とのコミュニケーションを楽しめる施設が充実。

またこの物件は各個室にバス・トイレ・洗面台・キッチン完備! 他の入居者を気にせず水回りが使えるのは嬉しいですね。

ほとんどの個室にエアコン・クローゼットが設置されており、家具付きの物件もあります。

なお、2022年12月時点でソーシャルアパートメントは首都圏および関西エリアのみに展開しています。

フリーランスとしての独立を機に首都圏や関西への移住を考えている方は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

木の机に置かれたMacBook

特化型物件は魅力的な選択肢のひとつ

https://unsplash.com/photos/IisDPFNUS4k

働き方改革の推進やフリーランス人口の増加に伴い、今後さらに「リモートワーク特化型物件」が増えていくと予想されています。

従来は、1から自分で作業スペースを作るしかありませんでした。

そんななかで「最初から作業スペースが備わっている物件に住む」という選択肢が登場したことは、フリーランスの立場として非常にポジティブな変化だと感じています。

ただしフリーランスにとって、賃貸契約や住宅ローン契約のハードルは一般的な会社員よりも高いため、今すぐサクッと住み替え……というわけにもいきません。

リモートワーク特化型物件への引越しを検討しているなら、計画的な行動をおすすめします。

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WEBライターしている元バンドマンのバンギャ。

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