今回のテーマは「テレワークの昼ごはん」です。以下の方を対象にしています。
- 作るのが面倒くさい
- 家族の分まで作るのが面倒くさい
- 何を食べるか考えるのが面倒くさい
- デリバリーすら面倒くさい
コロナ禍によるテレワーク移行や休園・休校で日中も家族が家にいるご家庭も多いのではないでしょうか。自分だけならともかく、家族の昼ごはんを毎日作るのは料理が苦手な人にとって大きなストレスです。
今回はテレワークの昼ごはん作りが面倒だと感じている方の「めんどくさいレベル」を以下のように分けました。
- レベル10:作りたくない・お腹なんて空かないでほしい
- レベル6:お湯を沸かす・レンチンくらいならやる
- レベル2:手間なく作りたい
それぞれの段階ごとに、手間を減らす方法や気持ちが楽になる方法をご提案します。
ちなみにレベル1は「面倒でも現状維持で渋々作る」です。
【Lev.10】昼ごはんを作らないという選択
レベル10の方は「作らない」という極端な選択肢も持っておいたほうがいいでしょう。
作ったのに残される、メニューに不満を言われるというのはショックなものです。これが増えると昼ごはん作りが憂鬱になり、ストレスとしてつい重なっていきます。
それならいっそ作らずに、市販のものを食べたほうがお互いが気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。
「作らない」にも3パターンあります。
作らない
ここでは「温めない・お湯を沸かさない」というのが「作らない」に該当します。袋を開けるだけの菓子パンやパック入りのお惣菜など、買っておけばすぐに食べられるものは便利・手軽です。
最近はシリアルの種類が豊富になりました!筆者は牛乳もかけずにシリアルをボリボリ食べることがあります。パンやお惣菜よりも長持ちするので買い置きもできてオススメです。
パンやシリアルは子どもに人気ですが、栄養価を考えると昼ごはんの選択肢から外れるかもしれません。しかし、栄養価を考えて手作りした昼ごはんも、残されてしまえば栄養は摂りきれません。
だったら「おいしい」と笑顔で食べてもらえる方がいいのではないでしょうか。足りない栄養は夕食で調整すればいいのです。
子どもが不在の日は作らない
子どもが登園・登校しているなら、在宅勤務の大人はそれぞれ食べたいものを食べたいタイミングで食べましょう。
自宅で仕事しているのは皆一緒ですから、当番制にするのもひとつの方法です。当番ではない日は食事ができるギリギリまで仕事を続け、温かいお昼ご飯が食べられます。
自分ではない誰かが作った料理って、美味しいですよね……。
夫婦ともに今後もテレワーク継続が決まっているのなら、早い段階でお昼ご飯について話をしておくことをオススメします。
文句を言う人には作らない
「昼ごはんは何でもいい」と言っておきながら、出された料理を見て不満を漏らす。こういう人に筆者は「明日から自分で用意してね」と伝えています。
午後の活動を支える昼ご飯ですから、好きなものを食べてパワーをためて気分良くスタートを切ってほしいのです。
料理に興味があれば、小学校の3〜4年生のお子さんでもお昼を作る子が出てきます。子どもが作る料理は独創的で、自分が好きなものだけを詰め込んだおもちゃ箱のようでなかなか興味深いですよ!
親は自分の食事だけ作ればいいのでラクですし、「せっかく作ったのに」という気分にもなりません。
小学6年生男子
・食パンの周囲にマヨネーズで土手を作り生卵を割ってトースターで焼く
・ウインナーを縦半分に切って食パンに敷き詰めケチャップをかけてトースターで焼く
【Lev.6】買い置きするなら「◯◯するだけ」系を
「温める・お湯を沸かす」ぐらいならできる。レベル6の方は「◯◯するだけ」の食材・食品を買っておくことをオススメします。
長期保存できるものはまとめて買えば、一食あたりのコストを下げることが可能です。また常温保存品なら災害備蓄用にも使えます。
食べるまでのハードルが低い食品を買い置き
お湯を入れて◯分待つ系の代表はカップラーメンですが、最近はフリーズドライ食品のバリエーションが豊富なんです。お味噌汁やスープだけでなくご飯物も充実していますよ!
またお湯で温めるだけで本格的な味が楽しめるのがレトルト食品です。ご飯や麺にかけて食べる物が多い印象ですが、こちらもご飯物やおかず単体が充実してきています。
火を使わない電子レンジはテレワークの救世主!温めている間にその場を離れることができるのは大きなメリットです。
パスタ専用・炊飯専用の容器も売られていますね。炊飯器が1,000円前後で買えることに驚愕しております。
冷凍うどんをレンジで温める
・常温で使えるパスタソースをかける(大人)
・ツナとマヨネーズとめんつゆをかける(小6男子)
冷凍弁当も買い置きできる!
何と、冷凍のお弁当セットというものがあるんですね!つい最近知りました。
おかずだけですが昼ごはんとしてはなかなかのボリューム・品数なので、主食がなくてもお腹いっぱいになる方がいるかもしれません。
約3〜4分ほどレンジで温めるだけで、お皿に移さずそのまま食べられるのも高ポイント。
一食500〜600円ほどなので安くはありませんが、買い物に行く手間や時間、作る面倒を考えるとコスパも気分も良さそうです。
週に1回は冷凍ランチの日!というのはどうでしょうか。ちなみに冷凍で1年保存できるのだとか。
【Lev.2】手間なくそれなりに作る
買い置きは手間がかからず便利ですが、4人家族では1人100円だとして5日間で2,000円。なかなかの出費です。
レベル2の方はSDGsと同じく「持続可能」を目指し、お金も手間もかけない方法を考えていきたいですね。
夕飯が余ったら翌日の昼ごはんに使う
夕飯のおかずが余ったら食べたい気持ちをグッと抑え、とりあえず冷蔵庫に入れましょう。そして翌日のお昼に温めて食べるか、そうめんやご飯に乗っけて食べればいいのです。
時短家事の優等生「作り置き」は、料理が嫌い・面倒な人にとってハードルが高すぎます。夕飯を多めに作れば「作る」はクリアできるかもしれません。しかし「小分けにして冷凍」が難関です。
冷蔵保存できるものもあるよ、と言われそうですが「できる・できない」の判断が難しいんです……。数日後「これってまだ食べられるかな」と不安になるんです。
ツナ缶と炭水化物があれば何とかなる
元々レベル7くらいで推移していた筆者ですが、レベル10が続いているのはここ数年のこと。やはりコロナ禍で家族が家にいることが増えたからですね。
こうした中で「これさえあれば何とかなる」という食材が分かってきました。その筆頭が「ツナ缶」です。白米にもパンにもパスタにもそうめんにもうどんにも使えます。生野菜と混ぜてもOK。
マヨネーズを絞る、めんつゆをかける、醤油を垂らす程度の味付けで料理が完成するお助け食材です。フレーク状なので「全体に味が行き渡る」というのもツナの強みではないでしょうか。
そして長期保存・常温保存ができて安い。筆者愛用のツナ缶はコストコで販売されているマルハニチロのものです。
ツナ缶の更に上をいく「これさえあれば何とかなる」食材をご存じの方は、ぜにREMO-zine編集部に情報をお寄せください!
デリバリーも面倒なら「計画的デリバリー」
テレワークのランチの手抜き法として「デリバリー」があります。コロナ禍でデリバリー専門店以外も宅配を始めたため、選択肢が豊富になりました。
だからこそデリバリーが面倒に感じてしまいます。
- デリバリーを統括するサイトを選ぶ
- 店を選ぶ
- メニューを選ぶ
- 支払い方法を選ぶ
さらに「家族に選んでもらう」も必要なことがあります。
頻繁に利用するお店が決まっていればメニューもある程度把握できていますし、支払いも登録済み。注文がスムーズですね。
また前日や当時の朝「今日はデリバリー」と決めて、予約注文しておけば昼間際のバタバタがありません。デリバリーは計画的に!
テレワークの昼ごはんが面倒なのはあなただけではない!
「テレワーク 昼ごはん 簡単」で検索すると10分以内で作れるレシピがたくさん出てきます。しかし材料が足りなかったり、作る量が多くて20分かかったり、そもそも手際が悪かったり……。
「みんなキチンとやっているのに自分は情けない」なんて思いがちですが、キチンとやっている人ばかりではありません。「やっていません」と公表する人が少ないのだと考えています。
お恥ずかしい話、筆者自身がキチンとやっていない人間です。家族も巻き込んであらゆる手法で手を抜いて、何とかやっています。
作りたいときは作って、気が乗らなければ作らない。まずはここから始めてみませんか。一人暮らしなら誰も文句を言いません。
家族と同居しているなら家族にも協力してもらいましょう。買い置きのバリエーションを豊富にしておけば、選ぶ楽しみも生まれます。