海外在住リモートワーカーの休日!ドイツ在住ワーカーの休みの過ごし方は!?

リモートワーク(正社員雇用を除く)は基本的に、就業時間や休日が定められていないワークスタイルです。

仕事をする上で、休日を設けることは非常に大切!

仕事と休日のバランスが崩れると体調に影響することもあるので、世の中のリモートワーカーがどのように休みをとっているのか気になる人もいるのではないでしょうか。

今回はリモートワーカーの休日の取得方法や、海外在住リモートワーカーならではの休日の過ごし方についてご紹介します。

リモートワーカーの休日とは

海辺の休暇
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フリーランスのリモートワーカーは、基本的に自由にスケジュールを調整してお仕事ができます。

例えば、1日のスケジュールで考える時に、仕事の合い間に買い物をしたり友人とお茶をしたりプライベートの予定をランダムに入れることも可能です。

業務内容や業務量によって多少制限はありますが、自分で自分の休みを決められるのはフリーランスリモートワーカーの特権といってもよいでしょう。

しかし正社員と異なり、就業時間や休日が定められているわけではないため、休日に対する考え方に個人差があるのもリモートワーカーの特徴です。

リモートワーカーになると以下のようなワークスタイルも実現できます。

  • 土日祝日関係なく、1日4時間だけ働いて、それ以外は自由時間
  • 土日に働いて、平日にゆっくり休みをとりたい
  • 1か月以上のまとまった休みをとりたい
  • 月の半分働いて、あとは休日にしたい

しかしクライアントの案件内容によっては、ミーティングが入ったり、チームで稼働したりすることもあるため、100%自由というわけではありません。

また自由に休みがとれるとはいっても、稼働量が減るとその分収入も減るため、収入と作業量のバランスを考えたスケジュール立てが必要です。

POINT

自分で決められるけれど、自分で決めなければいけない。自由の裏側には責任がありますね。

リモートワーカーの休日取得方法

プランを描く
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先ほど、フリーランスのリモートワーカーが自由にスケジュールを調整できる点についてお伝えしましたが、本当の意味で「自由」にスケジュールを調整するためには少しコツが必要です。

リモートワーカーの多くは、基本的にクライアントが指定した納期に合わせて仕事をすることが求められます。

そして仕事のボリュームを自分でしっかり管理していないと、オーバーワークで休みがとれなくなる危険性も高いです。

リモートワーカーとして仕事と休みのバランスがとれた生活を目指すのであれば、以下のことを意識しましょう。

事前に休む日は決めておく

確実に休みを取得したい人は、事前に休む日を決めておくことが大切です。

クライアントから仕事を受ける前に、作業ボリュームをしっかり確認し、自分の決めた稼働時間内で作業ができるのかを適切に判断するようにしましょう。

作業ボリュームの判断を誤ると、休みの日にも作業をしなければならない可能性が高まります。

初めての仕事は、作業ボリュームに対して自身がどれくらいの時間で対応できるか判断しずらいところもあるので、余裕をもったスケジュール立てが必要です。

クライアントとスケジュール共有をする

クライアントと自身のスケジュールを事前に共有しておくことも大切です。

事前にスケジュール共有をしておくことで、クライアント側もリモートワーカーの休日を把握することができるため、休日にクライアントから届いたメールに直ぐに対応できなくても問題になりません。

リモートワーカーにとって、クライアントとの信頼関係を築くことは、安定した仕事の取得にもつながりますので、クライアントに失礼がないようスケジュールは共有しておきましょう。

ドイツ在住リモートワーカーが学んだ、ドイツの休日

筆者撮影

筆者がドイツ在住であることから、ドイツ在住リモートワーカーの視点からドイツ人の休日について紹介します!

ドイツ在住といっても、筆者の場合日本のクライアントの案件を多く抱えているため、基本的には日本でリモートワークするのと変わらないかもしれません。

ただ、ドイツに来て1つ変わったことは休日の過ごし方です。

ドイツ特有!?「家族」「自分」優先の働き方

筆者がドイツに移住して1年半経ちましたが、ドイツ人はオンオフの線引きをしっかりしています。

ドイツでは仕事が中途半端だからといって自ら進んで残業したり、休日出勤して働いたりする人があまりいません。

企業に対する帰属意識が低く、仕事よりも「家族」や「プライベート」を大切にする人が多いのです。

しかし仕事を疎かにするのではなく、与えられた時間でいかに早く仕事を終えるかを考えながら仕事しているので、業務効率が高い印象もあります。

ドイツでは年休30日、有給病欠6週間があたりまえ

ドイツでは有給の日数が年間最低20日と定められており、企業によっては30日程度取得可能です。

日本と比較すると2〜3倍の日数。毎年長期休暇を楽しむことができます。

時間に余裕のある長期休暇中は、海外旅行をする人も多いですが、日本人のように観光スケジュールを1日にたくさん詰め込むのではなく、家族と一緒にゆったりと過ごすことを好む人が多いです。

またドイツ人は体調不良になると仕事しません。日本人なら同僚にかかる負担を考えて無理してでも仕事する人も多いですが、ドイツ人は躊躇なく休みます。

ドイツでは年休とは別に有給の病欠が最大6週間認められていて、医者の診断書があれば気兼ねなく休めるのです。

ドイツ人の休日の過ごし方

筆者撮影

仕事より家族と自分を大切にする文化を持つドイツ人は、休日も「家族」と「自分」を大切にして過ごします。

休日は家族で集まって食事をしたり、自分の趣味や休息に時間を使う人がほとんどです。

日本人のように週末に旅行を企画したり、頻繁に外食したりする人少ないかもしれません。

お金を使って街に遊びに行くよりは、自然の中で散歩をしたり、動物と戯れたりして心と身体がリフレッシュできる素朴な過ごし方を好む人が多いです。

特に日曜日は毎週スーパーやショッピングモールなどのお店がほとんどお休みになることから、本当に「何もしない」で身体を休めることができます。

POINT

休みが保障されているだけでグッと気分が軽くなりますね。

ドイツ在住リモートワーカーの休日の楽しみ方

川沿いの町
筆者撮影

ドイツ人ならではの休日の過ごし方も素敵ですが、在独日本人のリモートワーカーとしては、身体を休めるだけの休日は少し退屈に感じることもあります。

せっかくドイツにいるので観光も楽しみたいという気持ちが隠せません。

そこで、ドイツと日本の美味しいところどりの感覚で休日を楽しんでいます。

日曜日は家族の日。平日にショッピング

ドイツの日曜日はとにかくどこもお店が開いていないので、やることがありません。

そのため毎週日曜日はドイツ人家族3世代で集まって、食事やお茶をするのが楽しみの1つです。

ドイツに移住してから家族と過ごす時間の温かみに触れ、日本でももっと家族との時間を大切にしたいと感じています。

平日は仕事をしつつ自分の時間を大切にするライフスタイルです。

仕事の合間でも、お店が開いている時間にショッピングへ出かけたり、おしゃれなカフェで一息ついたりして、適度に仕事とプライベートのバランスを意識しています。

週末のプチ観光でワーケーション気分

花とドイツの町並み
筆者撮影

毎週ではありませんが、たまの週末は美術館や博物館に遊びに行ったり、まだ行ったことのないドイツの街を開拓するのも楽しみの1つです。

仕事から解放されてプチ観光すると、まるで海外ワーケーションのような気分に浸れます。

お城を見学したりワイナリー体験をしたり、ドイツならではの場所を訪れるのもお勧めです。

またドイツの観光スポットはそれぞれが比較的離れた場所にあることが多く、1日1エリアをチョイスして、時間をかけて1つの場所楽しむことが可能です。

これは、時間が限られた観光客では体験できない、在住者ならではの楽しみ方かもしれません。

まとめ

ドイツの広大な景色
筆者撮影

休日の過ごし方は人それぞれですが、家族と自分を大切にするスタイルの働き方は、日本人も見習うところがあるのではないでしょうか。

リモートワークはある意味、時間拘束の観点から自分を大切にする働き方といえるかもしれません。

リモートワークは決して楽な仕事ではありませんが、スケジュール管理をしっかりすれば、理想の休日とライフスタイルを手に入れることが可能です!是非試してみてください!

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ドイツ在住フリーランスマルチワーカーです。 ライター・ディレクター・チームリーダー・オーナー。 セールスチーム運営やコール業務、ネットショップ運営など幅広く活動しています。

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