在宅フリーランスというと、システムエンジニアやライターなど、リモート環境でも作業しやすい職種を想像する人が多いかもしれません。
しかし、昨今IT化が進むとともに、今までオフィスワークでしか対応できなかった仕事がリモート化できるようになりました。
また在宅フリーランスの増加により、フリーランスが請け負える仕事の幅は現在も拡大傾向です。
皆さんの「好き」や「得意」が活かせるかもしれません!
今回は在宅フリーランスの意外な職種を5つピックアップし、ご紹介します。
在宅フリーランスの意外な職種とは
フリーランスといっても、過去の経験やスキルで仕事の幅が異なるため、職種はさまざま。
「それも在宅でできるの!?」と少し驚く意外な職種もあるかもしれません。
在宅フリーランスの意外な職種にはどんな仕事があるか、ご紹介しましょう!
営業職
まず在宅フリーランスの意外な職種の1つ目は営業職です。
「営業職って在宅でできるの?」と疑問に感じる人もいるかもしれませんが、営業手段を完全オンライン化すれば、在宅でも営業が可能です。
最近はオンラインで商談を進める企業が増えており、在宅フリーランスで営業職につく人も増えています。
従来の営業職と比較して、在宅営業は移動の手間が省けるため、作業効率は高いといえるでしょう。
契約の締結は、クラウドサインなどのオンライン契約書を利用すれば、取引先へ足を運ぶ必要もなく、完全に在宅で完了できます。
ただ、在宅フリーランスの営業職は完全歩合の報酬制度を適用している企業もあり、安定した収入を得るのが難しい場合もあるため注意しましょう。
営業スキルに自信がある人にお勧めです!
コールセンター職
コールセンター職も、在宅でできる意外な職種です。
最近はクラウドを使用したコールシステムやIPフォンの普及で、コールセンター運営自体が完全在宅でできるようになりました。
そのためオペレーション業務だけでなく、コールセンターの品質管理職やマネジメント職も目指せます。
在宅コールセンターの仕事は、最初に作業環境を整える必要がありますが、報酬体系が時間給のケースが多いため、安定して稼げるのが魅力です。
未経験からでも始めやすく、未経験で在宅フリーランスに転身する人にはお勧めです!
事務職・秘書
一般事務や秘書の仕事も在宅フリーランスができる仕事です。
在宅の事務仕事では業務委託契約を結ぶことが多く、複数企業の事務作業を請け負うことも珍しくありません。
在宅フリーランスは基本在宅で作業するため、業務委託元とチャットやWeb会議を通して密にコミュニケーションを取りながら作業を進めます。
在宅フリーランス向けの事務作業は、しっかりとしたマニュアルが用意されていることが多く、初心者も安心です。
一般企業の事務職・秘書と比較すると、依頼される業務の難易度が低め、報酬は作業単価制となります。
買付け代行・バイヤー職
ネットで商品を仕入れて販売する、バイヤー的な職業も在宅フリーランスに人気の仕事です。
実際の店舗で買付ける場合、売れなければ手元に在庫が出てしまいます。
しかし在宅なら、注文が入ったらネットで仕入れるという無在庫運営もできるので、チャレンジしやすいのではないでしょうか。
ネットショップ運営は自分でショップを立ち上げることもできますが、企業からの依頼で立ち上げることも可能です。
この場合は仕入れの関係から、日本のネットショップ運営企業が海外在住フリーランスを募集しているケースが多く見受けられます。
ファッション・雑貨のトレンドに興味があり、安い仕入れ先を探すのが得意な人に向いているでしょう。
声優・ナレーション職
少し珍しい在宅フリーランスの職種として、電話の音声ガイダンスで使用するナレーションや、YouTubeなどで流す音声録音の仕事もあります。
音声の仕事は録音環境を整える必要があるため、誰にでもできる仕事ではありません。
しかし、ある程度スキルを要することから作業単価が高い傾向にあります。
声優やナレータ―経験がなくても、クライアントのニーズに合えば誰でもチャレンジできる仕事ですので、声の仕事に携わりたい人にお勧めです。
人気が高まっている声優の仕事。スキルアップのためにチャレンジしてみるといいですね!
仕事の見つけ方
在宅フリーランスの仕事の探し方は本当にさまざまです。
人との繋がりで仕事を得る人もいれば、過去の業務経験からスカウトが来る人もいるでしょう。
しかし、意外な在宅ワークを見つけるためには少しコツが必要です。
未経験で一から在宅フリーランスの仕事を探す人向けに、意外な在宅ワークの見つけ方を紹介します。
ネット検索
在宅フリーランスで仕事を探すなら、まずインターネットのブラウザ検索で「在宅 求人」のキーワードから仕事を探すのが一般的です。
ネット検索すると、在宅でできる求人を持っているWebサイトが上位に表示されるので、気になる求人をクリックして応募してみましょう。
ご紹介した職種に興味がある場合は、「在宅 (具体的な職種)」で絞り込むと効率的ですね。
職種は決めていないものの、あまり見かけない職種に興味があるなら「在宅 珍しい フリーランス」などで検索してみてください!
クラウドワークスやランサーズの利用
リモートワーカー向けのマッチングサービス(クラウドワークス・ランサーズ等)でも、珍しい在宅ワークが探せます。
業務委託の受発注マッチングサイトは、企業だけでなく個人で仕事を依頼したい人の求人案件もたくさんあるのが特徴です。
さまざまな職種カテゴリーを取り扱っているため、意外な職種に遭遇しやすいサイトだといえます。
たとえばクラウドワークスでは「ネーミング・アイデア」や「相談アドバイス」といった、少し珍しい職種カテゴリーもあります。
意外な仕事を探している人は、カテゴリー検索から興味のある分野を探してみましょう。
このようなサービスを経由して仕事を獲得すると、業務委託契約から報酬の獲得まで全てサイトを経由して行えるメリットがあります。
相手とのやりとり全てが記録として残り、業務委託契約後に作業開始となるため安心して取引をすることが可能です。
ただ案件によっては作業単価が非常に低く、時給300円にも満たない案件がたくさん混ざっているので、十分に注意して仕事を探しましょう。
作業に慣れればスピードアップは可能。それでも単価が低すぎる案件は避けたほうが無難です。
求人サイトへの登録
転職サイトや求人サイトに登録して、在宅フリーランス向けの仕事を探す方法もあります。
転職サイトや求人サイトが紹介する仕事は、業務委託契約よりも、在宅での正社員雇用や契約社員雇用の求人が多いのが特徴です。
転職サイトでは「一部在宅可」の求人が混ざっていることが多いため、「完全在宅」「フルリモート」といったキーワードで絞り込んでみましょう。
ネット検索同様、職種が定まっていれば「完全在宅 (職種)」がいいですね!
正社員・契約社員として雇用されると、業務委託契約に比べ自由度は減りますが、安定した収入を確保しやすいメリットがあります。
契約条件を十分確認して、自分の希望に合う在宅ワークを探してみましょう。
報酬の相場
在宅フリーランスの収入は、契約形態や作業内容によって大きく異なるのが特徴です。
特に業務委託契約の仕事は、時給制ではなく作業に対しての単価報酬制が多いため、作業量に応じての報酬となります。
業務委託で仕事を受ける際は、作業にかかる時間と報酬単価をしっかりと確認しておくことが大切です。
以下では上記で紹介した意外な職種の報酬相場を紹介します。
- 営業職:1契約あたり 1,000円~100万(業種による)
- コールセンター:単価報酬の場合:1コール40円~200円 / 時給制の場合:700円~1,500円
- 事務職・秘書:月5,000円~10万円(週1~3、1日4時間程度の場合)
- 買付け代行・バイヤー職:月5,000円~30万円(販売量に比例する)
- 声優・ナレーション職:1案件3,000円~10万円(依頼内容による)
在宅フリーランスで高収入を得るためには、高単価の仕事に見合うスキルを持っていることが大切です。
まずはスキルを身に着けて、仕事の幅と単価をあげられるよう努力してみましょう。
作業単価制は、やればやるだけお金になります。継続案件、かつ予算が豊富なクライアントを選ぶのがポイント!
まとめ
在宅フリーランスの仕事は、過去オフィスでしか行えなかった職種も含め、仕事の幅が広がる傾向にあります。
上記以外にも、YouTubeなどを利用したインフルエンサー、アフィリエイトを使用したWebサイト運営などさまざまな仕事があります。
まずは自分にできそうな職種からチャレンジして、徐々に仕事の幅を広げるのもよいでしょう。
やりたい仕事を自分で選べるのは、在宅フリーランスのメリットです。
まずは幅広い職種の中から、自分に合った仕事を見つけましょう!